2018年のドラフト8位でプロ入りした「吉田大成」選手が今シーズンオフに戦力外となりました。
そして吉田選手は球団スカウトに就任しました。大学、社会人と経験している吉田選手ならではの視点でみれるかもしれませんね。
今回は吉田選手のプロ入り前から引退までの野球人生を振り返りたいと思います。
66 吉田 大成(よしだ たいせい)

名前 | 吉田 大成(よしだ たいせい) |
ポジション | 内野手 |
投・打 | 右投・左打 |
身長・体重 | 175cm・80kg |
出身地 | 千葉県 |
経歴 | 浦安シニア ─ 佼成学園高 ─ 明治大 ─ 明治安田生命 |
選手としての特徴
吉田選手は、社会人からドラフト8位で入団した内野手です。身体能力が高くショートの守備もスピードと送球の強さがあり、内野は全ポジションをこなすことができるユーティリティープレイヤーでした。
プロ入り前まで
吉田選手は千葉県出身で、小学校1年生の時に野球を始めました。
中学時代は、浦安シニアでプレーしています。
高校は東京の佼成学園高校に進学します。2年夏の西東京大会ではショートのレギュラーとしてベスト4まで勝ち進んでいます。2年時には東京都選抜にも選ばれています。3年時には主将となり甲子園には届きませんでしたが、夏の西東京大会で決勝まで勝ち進んでいます。
大学は明治大学に進学します。3年の時にショートでレギュラーをつかみ、4年時はベストナインにも選ばれています。東京六大学選抜チームが日本代表として出場した「第28回ハーレムベースボールウィーク2016」にも選抜メンバーとして選ばれました。この日本代表メンバーには同じ明治大学からヤクルトの星知弥選手、中日の柳裕也選手も選ばれています。
大学卒業後は明治安田生命に入社します。社会人野球の舞台では1年目からレギュラーとして活躍し、2年目の都市対抗野球ではセガサミーの補強選手としてベスト4入りに貢献しました。
2018年のドラフト会議で、ヤクルトからドラフト8位指名を受けてプロ入りしました。なお、この年のドラフト会議は平成最後のドラフト会議で吉田選手が平成最後の支配下指名選手となっています。
ヤクルト時代
プロ入り1年目は、春季キャンプからオープン戦まで1軍に帯同しますが、開幕1軍とまではいきませんでした。それでも6月に1軍デビューを果たし、デビュー戦で初安打、初打点を記録しました。1年目は13試合に出場して32打数6安打、打率.188という成績でした。
2年目は、オープン戦から結果を残しチームトップの9打点で打率は.310という成績を残し、開幕1軍を勝ち取りましたがシーズンでは8試合の出場にとどまり、11打数1安打で打率.111という成績でした。
3年目はプロ初本塁打を記録し、キャリアハイの18試合に出場しました。40打数9安打、打率.225、1本塁打という成績でした。
4年目の2022年は1軍での出場はなく、シーズンオスに戦力外通告となり現役引退を決断しました。今後は球団スカウトに就任することが決まっているようです。
まとめ
プロ入り2年目のオープン戦では、青木選手の打撃フォームを参考にして結果を残し、勢いがあったので楽しみにしていましたが、プロの世界はなかなか厳しい世界ですね。
吉田選手は大学、社会人野球と経験しているので、その経験からも未来のヤクルトのスターを発掘してくれることを期待しましょう。ファンとしてヤクルトで現役を終えた選手が、引退後に球団を支えてくれることは、とても嬉しく思います。
今年も多くの選手が、現役生活に幕を下ろしました。引退した選手のことも少しずつ、まとめているので興味があれば覗いてみて下さい。




