ヤクルトのセ・リーグ2連覇を支えたクローザーの「スコット・マクガフ」選手が退団するとニュースが流れてきました。
信じがたく、とても残念な気持ちですが、退団の理由は大リーグ復帰を目指してことだそうです。ポジティブな退団であれば、あとは応援したいと思います。
今回は、ヤクルトを支えてくれたマクガフ選手を振り返りたいと思います。
37 スコット・マクガフ

名前 | スコット・マクガフ |
ポジション | 投手 |
投・打 | 右投・右打 |
身長・体重 | 180cm・86kg |
出身地 | アメリカ |
経歴 | オレゴン大 ─ マーリンズ ─ 3Aアルバカーキ ─ ヤクルト |
来日前のマクガフ選手
マクガフ選手は、アメリカのペンシルバニア州の出身で2008年にドラフトに掛かりましたが、オレゴン大学に進学しました。その後2011年MLBドラフト5巡目でドジャースから指名を受けてプロ入りしました。
2012年にトレードでマーリンズに移籍して、2014年にはトミー・ジョン手術をしました。そして復帰後の2015年にメジャーデビューを果たします。
2016年以降はオリオールズの傘下、ロッキーズの傘下でプレーいますが、なかなかメジャーに上がることは出来ませんでした。
2018年オフに自由契約となりヤクルトと契約しました。
ヤクルトでの活躍
来日1年目の2019年から65試合に登板して防御率3.15、24HP、11セーブの活躍をしました。オールスターにも出場しています。
2年目の2020年は、50試合に登板して防御率3.91、27HPの活躍をしました。
3年目の2021年は、66試合に登板して防御率2.52、17HP、31セーブの活躍をしました。この年から石山選手に変わり主にクローザーを任されるようになり、6月だけで10セーブをマークしています。東京オリンピックのアメリカ代表にも選出され銀メダルを獲得しています。クライマックスシリーズでセ・リーグ制覇した時と、日本一を決めた時の胴上げ投手となりました。日本シリーズで第5戦で同点の9回から登板して負け投手になったものの、高津監督がマクガフ選手を信じて第6戦の10回から登板して見事胴上げ投手になったのは感動しました。
4年目の2022年は、55試合に登板して防御率2.35、6HP、38セーブの活躍をしました。38セーブは中日のR.マルティネス選手の39セーブに次いで2位の記録となりました。日本シリーズの第5、6戦の失点が目立ってしまいますが、シーズンを通しての活躍はヤクルトのセ・リーグ制覇にとって欠かせない存在でした。
シーズン終了後に米国に帰国した時には、「日本シリーズで敗れ悔しいですが、また練習して来年こそ日本一になれるよう頑張ります」と話していて、球団と残留交渉をしていると報道されていたので、退団と聞きとても残念です。
マクガフ選手はMLB復帰をしたいとのことだそうで、マクガフ選手の気持ちに球団も背中を押した形のようですね。
まとめ
マクガフ選手が退団するのはとても残念ですが、マクガフ選手がもう一度MLBで挑戦するとのことであれば、日本から応援したいと思います。
そして、マクガフ選手不在の来季のヤクルトは誰がクローザーを務めるかも注目ですね。
今季限りでヤクルトを退団した選手などを少しずつまとめているので、興味があれば覗いてみて下さい。