誕生日の選手の中から気になる選手を勝手にピックアップ!今回は12月5日誕生日の元ヤクルトでドラフト1位で当時日本人最速の161kmを計測するなど活躍して、現在は埼玉武蔵ヒートベアーズに所属する「佐藤由規」選手です。
そこで今回は由規選手についてプロ入り前までの経歴やヤクルトでの活躍、そしてヤクルト退団後についてまとめました。
佐藤 由規(さとう よしのり)

名前 | 佐藤 由規(さとう よしのり) |
ポジション | 投手 |
投・打 | 右投・左打 |
身長・体重 | 179cm・80kg |
出身地 | 宮城県 |
経歴 | 仙台育英高 – ヤクルト(2008~2018)- 楽天(2019~2020)- BC・埼玉(2021~) |
プロ入り前までの経歴
佐藤由規選手は宮城県の出身で、中学時代は学校の野球部には所属せずに、シニアリーグの仙台西部でプレーしました。ちなみに中学校の部活は陸上部に所属していました。
高校は宮城県の強豪、仙台育英高校に進学します。1年秋に140kmを計測して2年夏の宮城県大会では決勝で東北高校に引き分け再試合を制して優勝しました。この決勝戦で由規選手は24イニングで374球を投じています。甲子園では4試合で2桁奪三振を奪うなど5試合に登板して活躍しています。3年夏の甲子園では155kmを計測しています。ちなみに、この年の夏の甲子園は佐賀北高校が決勝戦で満塁本塁打で逆転し優勝しています。由規選手は、甲子園後の日本代表にも選出されています。
2007年のドラフト会議で、大阪桐蔭の中田翔選手(巨人)や成田高校の唐川侑己選手(ロッテ)と共に高校ビッグ3と言われ、中田翔選手の4球団を凌ぐヤクルト、楽天、横浜、中日、巨人と5球団から1位指名があり、ヤクルトが見事1位指名を引き当て高校生ドラフト1位でヤクルトに入団しました。
東京ヤクルトスワローズ時代
ヤクルトでの背番号は「11」を付け、期待されて入団したプロ入り1年目の2008年は、春季キャンプから1軍に帯同してオープン戦でも登板しましたが、開幕は2軍スタートなりました。フレッシュオールスターにも出場して8月30日に1軍デビューを果たします。1年目は6試合に登板して2勝1敗、防御率4.55という成績でした。
2年目の2009年は、開幕から先発ローテーション入りしてオールスターにも選出されました。2年目は22試合に登板して5勝10敗、防御率3.50という成績でした。
3年目2010年は、当時日本人投手最速記録を更新する161kmを計測します。シーズンを通しても自身初となる規定投球回数に達し25試合に登板して12勝9敗、防御率3.60と活躍しました。
4年目の2011年もオールスターに出場するなどしますが、怪我の影響もあり15試合の登板と前年よりも登板機会が減少しました。成績は7勝6敗、防御率2.86という成績でした。
5年目の2012年には、前年に右肩の腱板を傷めていた影響で2軍で1試合の登板で終わっています。
そして2013年に、右肩のクリーニング手術を受けリハビリ生活となりました。
2014年には、2軍で実践復帰を果たし155kmを計測しましたが、1軍での登板はありませんでした。
翌2015年も1軍での登板はなく、シーズン終了後に育成契約となり背番号は「121」となりました。
育成選手としてシーズンを迎えた2016年ですが、2軍で成績を残し7月5日に再度支配下登録され、背番号は元の「11」となりました。7月9日の中日戦で、1軍では2011年ぶりのマウンドとなりこの年は5試合に登板して2勝3敗、防御率4.56という成績でした。
プロ入り10年目の2017年は、10試合に登板して3勝5敗、防御率4.31という成績でした。
2018年は開幕を1軍で迎えましたが、6月に右肩へ違和感を訴え試合中に降板しました。この年はこの後登板することはなく、6月までの7試合で1勝2敗、防御率4.46という成績に終わりました。シーズン終了後に戦力外通告を受けました。ヤクルトは現役引退後に球団内で活躍できる場を用意する意向を示しましたが、由規選手が現役続行を強く希望したため退団となりました。
東北楽天ゴールデンイーグルス時代
ヤクルト退団後、11月に東北楽天ゴールデンイーグルスと育成契約を結びました。背番号は「123」となりました。
楽天入団1年目の2019年は2軍で結果を残し、7月に支配下登録されました。背番号は「63」になりました。9月26日の対西武戦で481日振りの1軍登板となりました。2019年の1軍でのマウンドはこの1試合のみとなりました。
2020年は1軍での登板はなくシーズンオフに戦力外通告を受けました。
埼玉武蔵ヒートベアーズ時代
楽天退団後はBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに入団しました。
入団1年目の2021年には開幕投手として6回1失点と好投して勝利投手となっています。シーズン8勝をあげ、東地区の最多勝となり地区優勝に貢献しました。
2022年は12試合に登板して5勝3敗、防御率4.17という成績でした。現在は投手コーチを兼任しています。
まとめ
12月5日は甲子園を沸かせ、ヤクルト時代に日本人最速記録を更新した由規選手の誕生日でした。
由規選手は怪我に泣かされましたが、怪我がなければどこまで凄い投手になるのだろうとワクワクさせてくれる投手でしたね。故障明けで再び1軍のマウンドに戻ってきた時には、本当に嬉しかったのを覚えています。
そして今はBCリーグの「埼玉武蔵ヒートベアーズ」で頑張っています。
他にもヤクルトを退団した選手についてまとめているので興味があれば覗いてみて下さい。